小学生高学年〜中学生で勉強面での「問題・困難」がある者の特徴
私の20数年間の学習指導の経験の中で、「机の上での勉強に困難・問題が生じる」という小学高学年生〜中学生には、以下のような特徴があります。
まあ、これを「治していく」ということがたやすく出来る場合は、すぐに成績も上がるのですが。この特徴を持つ者の大半はなかなか直すことは出来ません。当然、なかなか成績も上がらないのです‥
正直申し上げて、この特徴を持つに至るまでの生活の仕方に問題があるのです。
幼少期の教育のあり方や生育環境が大切であるというのは、こういったことからなのです‥
現在、向学舎では一流のスポーツクラブと提携して「アスリート学習サポートシステム」を開発中なのですが、その動機はこれにも関連しています。
(もう一つは、コミュニケーション能力の育成です。)
①論理的思考力をつくる基礎的姿勢が無い
原因と結果の因果関係を考えられない・考えようとしない。
過去⇒現在の状況から、未来予測が出来ない・しようとしない。
物事の相互の関連(影響しあうものと、しあわないものの区別)を考えない。
②我慢が出来ない子供
反復した学習・訓練に極度の抵抗感・違和感を感じる。
感情や情動に左右され、理性的合理的な制御が出来ない。
③行動に調和性が子供
整理整頓が出来ない。
行動の事前の計画を建てようとしない。行動や存在の客観的理解(行事計画の中での存在や行動を意識する。)ことができない。
④暗記力(長期記憶の能力)に劣る子供
短期記憶⇒長期記憶にしていくための
(1)リハーサル(頭の中での反復・復習)
(2)コーディング(イメージ化・概念によるグループ化・関連付け)
が出来ない。
※LDや視聴覚障害等の特別な場合を除きます。
※コミュニケーション能力に劣っていても、机の上の勉強での成果には支障は見られません。